2019年5月29日水曜日

20人に1人が死ぬ手術

あなたは脳腫瘍で手術しなければなりません。 


手術をしないと余命は1年と告げられました。 


ここで2つの病院があります。 


A病院の先生 

「死亡する可能性もありますが、生存率95%の手術です。」 


B病院の先生 

「受けた患者の20人に1人が死亡する手術です。」 


あなたはどちらの手術を受けますか? 

・ 
・ 
・ 

勘の鋭い人ならもうお気づきだとは思いますが、 

この2つは数学的には全く同じ確率です。 



しかし、これを見たほとんどの人が 

B病院の方をより危険だと感じています。 



これは「フレーミング効果」を応用したものです。 

http://directlink.jp/tracking/af/1452136/Lcij7go5/




こんな実験があります。 


「脳科学マーケティング100の心理技術」 

P.237より抜粋。 

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ツヴァイクは、情報の提示のされ方によって 

解釈のされ方が異なること ── 



すなわち「フレーミング効果」について、 

時間をかけて説明している。 




それ に関する驚きの例の1つが、 

数字をパーセンテージで示す場合と 

絶対数で示す場合の違いだ。 




ツヴァイクによれば、 


「10%」と「10人中1人」といった 

微妙な表記の違いでも、 

読む人は異なる反応を示すそうだ。 




そして例としてこのような実験を挙げている。 


それは精神科医に、このような患者を退院させるかと 

尋ねる実験で、 



「6カ月以内に暴力行為を起こす確率が20%の患者」に対し て、 

退院させると答えた精神科医は79%だったが、 



「100件中20件の割合で6 カ月以内に暴力行為を起こすような患者」 

という表現にすると、 

退院させると答えたのは59%になったという。 



また別の実験では、 



「罹患した人1万人中1286人が死亡する」ガンのほうが 

「死亡率12.86%」のガンよりも 

危険性を32%高く感じる 

という結果が出 ている。 




この違いは、人数で示したほうが 

人としての現実味を感じさせることからくる。 



「2%の確率で不運に見舞われる」と聞くと、低く感じられるが、 



「100人中2人が被害に遭う」と聞くと、 

脳は実在する2人の人がケガをす ることを想像してしまうのだ。 



自社商品やサービスの長所を説明するときの数字は、絶対数のほうが 効果大だ。 




実数には無意識に人の脳を働かせるパワーがあり、 

パーセンテージ表記には人に考えさせないパワーがある。 



要するに、 

ポジティブなこと:実数をつかう 

ネガティブなこと:パーセンテージをつかう 

というルールである。 
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あなたのお店の数字や、ホームページや広告の数字にも 

今すぐこの法則を試して見てください。 


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http://directlink.jp/tracking/af/1452136/Lcij7go5/



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